2019年11月

今日は

夏の三楽章
エチュードカプリス4番
パルティータ2番のgiga
スペイン交響曲の5楽章

のレッスンで全力を出し切ってしまい、カリキュラムの執筆はお休みです。

左手の指を押さえる練習、その2

左手の指を押さえる、ではなくて、正確には左手の指で指板を押さえて弾く練習なのですが、ここでは慣例的に左手の指を押さえる練習と書いています。

バイオリンでは、左手の指の押さえる場所によって音程が決まるので、左手の指を押さえる練習は非常に大事です。

お手本のビデオや写真、あるいは先生の左手をよく見て、上手に押さえることができるよに、しっかり練習しましょう。

最初は1弦から練習をはじめるのがいいと思いますが、もし2弦の方がやりやすい場合は2弦からはじめてもいいと思います。3弦、4弦は難しいので、まず1弦と2弦がしっかり練習できてから、3弦、4弦に進みましょう。

まず1の指(人差し指)から練習をはじめて、1の指をちゃんと押さえることができたら、1の指を押さえたまま2の指(中指)を押さえる練習をしましょう。1の指と2の指がしっかり押さえることができるようになったら、2の指のすぐ隣を3の指で押さえる練習をしましょう。

最初は右手は使わずに左手だけで、音を鳴らさずに練習してみましょう。それができるようになったら、まず1の指を押さえて右手で弓を使って音を出す練習をしましょう。ゆっくり、中弓で下げ、上げ、下げ、上げの練習、それからタカタカタンタンも練習しましょう。

1の指ができたら、2の指、3の指も同じように練習してゆきましょう。左手のフォームはできるだけお手本に近い、きれいな形を保ちましょう。しかし、あまりフォームにこだわりすぎず、1の指、2の指、3の指が押さえやすい左手の形でいいです。

とりあえず1の指と2の指を押さえて弾くことができるようになったら、開放弦と1の指と2の指だけで弾けるチューリップを練習してみるのもいいと思います。

左手の指を押さえる練習

1弦と2弦の開放弦をタカタカタンタンや短めのロングトーンで上手に鳴らせるようになったら、左手の指を押さえて音を鳴らす練習にすすみましょう。

お手本のビデオや写真をよく見て、左手をネックに添えて、人差し指(1の指)、中指(2の指)、薬指(3の指)を押さえてみましょう。

小指(4の指)は難しいので、まず1の指、2の指、3の指が上手に使えるようになってから、後で練習します。

鈴木教則本1巻では、左手の指を押さえる練習の前に、いろいろなリズムで開放弦を弾く練習が収録されていますが、最初はリズム練習はタカタカタンタンの1つだけに絞っておいた方がスムーズに練習を進めることができると思います。

つづく

1弦と2弦の開放弦を鳴らす練習

松脂で右手の練習をして、バイオリン本体を肩に乗せて持つ練習もできたら、いよいよバイオリンを弾いて音を出す練習をはじめます。

最初は1弦の方が弾きやすいと思います。弓の中ほどを使って、松脂練習と同じ要領で、音を出してみましょう。左手の指が弦に当たらないように気を付けましょう。最初は左手はネックではなくボディーの方を持って音を出す練習をしても良いと思います。ある程度音を出すのに慣れたら左手をネックの方へ移して音を出しましょう。

短めの(あまり先弓や元弓まで使わず、中弓あたりで)ロングトーンやタカタカタンタンを練習しましょう。慣れてきたら、2弦を弾く練習もしましょう。

1弦、2弦どちらも十分練習できたら、1弦と2弦を交互に弾く練習をしましょう。1弦で下げ弓上げ弓→2弦で下げ弓上げ弓(繰り返し)、1弦でタカタカタンタン→2弦でタカタカタンタン(繰り返し)、等。最初は弦の移動の時に休符を入れて、ゆっくり練習しましょう。慣れてきたら1弦を弾いて、すぐに2弦を弾いて、またすぐに1弦を弾いて、続けて弾く練習をしましょう。

バイオリンの持ち方

バイオリンの持ち方はお手本のビデオや写真をマネすればいいのですが、うまくゆかない時は次の手順で持ってみると、うまく持てる場合があります。

1.バイオリンのネックを左手で握ってぶら下げて持って、肩の高さで腕を前にまっすぐ突き出して、バイオリンをみせびらかすように持つ。体と首(頭部)はまっすぐ前を向いて、良い姿勢で立った状態。

2.左手の肘を曲げて、バイオリンをみせびらかすように前に向けて持ったまま、体のすぐ前まで引き寄せる。

3.バイオリンの下に右手を添えて、バイオリンを回転させて肩に乗せる。この時バイオリンは上に向けて、やや角度を付けて、お手本の写真と同じように肩に乗せる。バイオリンのおしりの部分を首にくっつける。体と首(頭部)はまだまっすぐ前を向いたまま。

4.体は良い姿勢で前を向いたまま、首(頭部)だけ、左向け左。首(頭部)は原則、傾けない(傾ける場合もありますが)。うまく調節して、お手本のビデオや写真をよく見て、肩と顎(顔)の間にバイオリンをはさんで安定させる。

最初は肩と顎(顔)ではさむことに、それほど拘らなくてもいいと思います。バイオリンを前に持って、弦が見えやすいように構えた方が練習がしやすい場合もあります。練習がある程度進んだら、正しい持ち方でちゃんと持った方が弾きやすくなるので、たいてい自然に正しい持ち方になってゆきます。お手本のビデオや写真をよく見て、正しい持ち方をしっかり頭に入れて、マネしましょう。

タカタカタンタン

バイオリンをはじめてすぐの時は、先弓や元弓まで無理に使おうとせずに、中ほどの、使いやすい所を使って練習しましょう。

弓の扱いに慣れたらバイオリン本体の持ち方の練習に進むのですが、その前に松脂でしっかりタカタカタンタン(さげあげさげあげさーげあーげ)を練習しておきましょう。

バイオリン本体を弾くと最初は聞き苦しい音が出てしまう場合が多いので、松脂練習で弓をある程度コントロール出来るように、前もって練習しておきましょう。

松脂練習

きつねさんのおててで上手に弓を持って動かすことが出来るようになったら、次は松脂練習。

バイオリンの代わりに松脂を左手で左のほっぺたの横に持って、弓を乗せて動かしてみましょう。

うまくまっすぐに動かすことが出来たら、ゆっくり下げ弓、上げ弓を繰り返して練習し、慣れてきたら16分音符4つと8分音符2つの「さげあげさげあげさーげあーげ」を練習しましょう。

新しいカリキュラムがほぼできたので、新しいカリキュラムに沿って、最初から順番に解説を書いてゆこうと思います。


きつねさんのおてて

バイオリンを長いこと弾いていると最初のレッスンで何をやったかなど忘れてしまうと思うのですが、私はカルチャーで多くの生徒さんにレッスンさせていただいているので、今も頻繁にきつねさんのおてての説明をしております。

右手の親指の先と中指、薬指の先をくっつけるような形にして、その親指と中指、薬指の先で弓をつまむようにして持ちます。その時、親指は元弓のフロッグと黒い巻き皮の間の木の部分に、弓と直角に当て、中指、薬指とで弓を挟むようにします。

基本的には親指、中指、薬指の3本の指でまず弓を持って、それから人差し指をやや巻き付ける感じで弓に当てて、小指は指先を弓の上(フロッグの反対側)に乗せるようにします。

教科書の写真やビデオ等をよく見て、綺麗な形で弓を持てるように、しっかり練習しましょう。最初はボールペン等で練習するのも良いと思います。

お手本と同じように弓が持てるようになったら、弓を胸の前に水平に、毛を下に向けて持って、左手でも先弓の方を持って、左右にめいっぱい動かす練習をしましょう。右手の弓を持つ形が崩れないように気をつけてください。手首の関節をうまく使って、弓がまっすぐ水平に動くように練習します。

次は、弓を顔のすぐ前にまっすぐ立てて持って、毛を顔の方に向けて、鼻のすぐ前あたりからめいっぱい、まっすぐ上と下へ動かす練習をしましょう。それが終わったら松脂練習に進みましょう。


教程がほぼ出来たのですが、これまでステージと呼んでいたモノをステップかクラスと呼ぼうかと思案中。

さて、どちらが良いか、、、

ステージ6は上級編後半。

チゴイネルワイゼン、序奏とロンド・カプリチオーソ、無伴奏パルティータ2番、フバイのカルメンファンタジー、メンデルスゾーンの協奏曲、ベートーベン、チャイコフスキー、ブルッフ、ブラームス、シベリウス、プロコフィエフ等の協奏曲、他。

↑このページのトップヘ