2弦ゼロのイ音を主音とする♯3つのイ長調から練習をはじめて進んできたわけですが、ある程度弾けるようになったら、3弦ゼロのニ音を主音とする♯2つのニ長調の練習をはじめましょう。

鈴木教則本ではイ長調の仕上げの「アレグロ」、「無窮動」からニ長調の「アレグレット」、「楽しい朝」、ト長調の「習作」と、鈴木先生のオリジナル曲でstage1の中盤を進んでゆくわけですが、これらの鈴木先生オリジナルの練習曲が、どれも大変良くできており、特に理由が無ければstage1からstage4くらいまでは、他にもいくつか優れた点のある鈴木教則本の1巻から4巻を使うのがおすすめです。

鈴木教則本を使わない場合は、イ長調で練習した曲を、そのまま低い方のとなりの弦に移してニ長調で練習する方法が現実的です。さらに、もうひとつ低い弦に移せば、同じ理屈で♯1つのト長調の練習もできます(「アメイジンググレイス」、「ロングロングアゴー」、「赤とんぼ」はニ長調まで)。音階とアルペジオの練習も、イ長調で練習したものを、ひとつ低い方のとなりの弦に移せばニ長調の音階とアルペジオの練習になります。

つづく