鈴木教則本の4巻の一曲目はザイツの協奏曲ト長調第三楽章です。

4巻前半はザイツで重音を練習して、4巻後半はビバルディでポジョション移動を使った本格的な演奏を練習するという流れだと思うので、私のレッスンではザイツの協奏曲はポジション移動は原則使わないことにしています。もちろん、ポジション移動を入れて弾きたいという生徒さんにまでポジション移動をやめて下さいとは言いませんが。

その代わりに、音階練習を3巻まで使っていたト長調ファーストポジションのみの練習から4巻の最初に収録されているニ長調のポジション移動の入った音階練習にして、音階練習でポジション移動を練習しつつザイツの協奏曲を練習して、力を付けてビバルディに進む、という流れでやっています。