16分音符をずっと弾き続ける夏の3楽章は、音楽としても魅力的ですが、練習用教材としても大変優れたものです。

ビバルディはバイオリン教師でもあったので、教材として利用することも考えてこの曲を作曲したのではないかと思います。

1ページ目は同じ音を続けて弾いたり、シンプルな音階が多く、それほど難しくは無いのですが、やはり早く正確に弾こうとすると、かなりの練習量が必要です。そして、練習を重ねることによって確実に演奏力がついてゆきます。

特に16小節の低音から1弦サードポジションのヨンの指に移るところはしっかりと練習することが必要です。