1弦と2弦の開放弦を鳴らす練習

松脂で右手の練習をして、バイオリン本体を肩に乗せて持つ練習もできたら、いよいよバイオリンを弾いて音を出す練習をはじめます。

最初は1弦の方が弾きやすいと思います。弓の中ほどを使って、松脂練習と同じ要領で、音を出してみましょう。左手の指が弦に当たらないように気を付けましょう。最初は左手はネックではなくボディーの方を持って音を出す練習をしても良いと思います。ある程度音を出すのに慣れたら左手をネックの方へ移して音を出しましょう。

短めの(あまり先弓や元弓まで使わず、中弓あたりで)ロングトーンやタカタカタンタンを練習しましょう。慣れてきたら、2弦を弾く練習もしましょう。

1弦、2弦どちらも十分練習できたら、1弦と2弦を交互に弾く練習をしましょう。1弦で下げ弓上げ弓→2弦で下げ弓上げ弓(繰り返し)、1弦でタカタカタンタン→2弦でタカタカタンタン(繰り返し)、等。最初は弦の移動の時に休符を入れて、ゆっくり練習しましょう。慣れてきたら1弦を弾いて、すぐに2弦を弾いて、またすぐに1弦を弾いて、続けて弾く練習をしましょう。