スペイン交響曲の5楽章のロンドは、高いポジションや左手ピチカートや重音や臨時記号や、一見、とても難しい曲に思えるのですが、実際に弾いてみると、はじめの印象よりはだいぶ弾きやすく、summer prestoやetude caprice4やバッハ無伴奏のブーレやジーグで基本がしっかり練習できたら、ぜひチャレンジしてみたい一曲です。

youtubeに良いお手本動画があるので、それらをよく見て、最初から練習をしてゆくと、1ページ目の最後のあたりから16分音符が続き、ポジションと弦の移動も複雑になってきて、少し難しくなってきますが、じっくり落ち着いて練習すれば、だんだん弾けるようになってゆきます。

2ページ目の後半から、臨時記号がとても多くなってきますが、あらかじめメロディーを頭に入れておき、転調の流れを把握して練習すると、だいぶ弾きやすくなります。

3ページ目の終わりの方の、ハイポジションからはじまるオクターブ奏法は、かなり難しいので、じっくり時間をかけて練習しましょう。私はIMC版のフィンガリングを参考にしました。

4ページ目から5ページ目にかけての中間部は、聞かせどころなので、綺麗に歌いましょう。一回り目のsulGのドドドドシレド〜(固定音階ララララソ♯シラ〜)のド(ラ)の音は、4弦ハイポジションの音を2弦開放弦に響かせることによって、音程の安定感が高まります。

7ページから8ページのエンディングは、難しいですが、一番楽しい所なので、しっかり練習しましょう。左手ピチカートは、指を立てぎみにして、毎日練習をしていたら、少しずつ上手になってゆきます。重音のところは難しそうに見えますが、それほど難しくなく、むしろ練習していて楽しい所です。重音が苦手な人は、無伴奏パルティータ2番のサラバンドや無伴奏ソナタ3番のラルゴを練習しましょう。

最後の高音トリルと左手ピチカートとハイポジションのポジション移動が合体した所は、かなり難しいのでじっくり何度も練習しましょう。

何か月か練習を続けていると、ゆっくりと最初から最後まで通して弾けるようになるので、難しい所は何回も繰り返し、さらに練習を続けてゆくと、とても弾くのが楽しいレパートリーになります。