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いわゆるドッペルの1楽章。鈴木教則本では4巻の最後に第二ヴァイオリン、5巻の最後に第一ヴァイオリンという形で収録されていますが、かなり微妙な所だと思います。

第二ヴァイオリンもかなり難しく、本当にちゃんと弾きこなすためには7巻か6巻くらいの技術レベルが必要だと思います。7巻にはイ短調協奏曲が収録されており、同じバッハの協奏曲なので、さほど難しさは変わらないと思います。

鈴木教則本は1~3巻までは優れた点が多く、若干の練習曲を補完すれば、おそらく最高の入門・初級用の教材だと思いますが、4巻以降はぜひとも弾いておきたい曲(夏の3楽章、エチュード・カプリス、金婚式、カノン、バッハ無伴奏、等)が収録されておらず、ヘンデルとモーツァルトの割合が異常に高い、意図のよくわからない微妙な選曲、曲順が多くなってくる等、あまりおすすめできません。

入門・初級は鈴木教則本を中心に、中級・上級は夏の3楽章、エチュード・カプリス、バッハ無伴奏を中心に定番レパートリーを仕上げてゆく、という流れが一番良いと思います。

エチュード・カプリースの4番が大分弾けるようになってきたので、4番を練習しつつ3番も練習しているのですが、本当に良くできたエチュードだと思います。

ある程度バイオリンが弾けるようになって、サードポジションもできるようになったら、自分のレベルに合った曲をいろいろ練習しながら、夏の3楽章→エチュード・カプリース4番→エチュード・カプリース3番と練習を進めてゆくのが、最も早く上達するやり方だと思います。

ステージ1は入門編で、きつねさんのおててから始まって、松脂練習、楽器の持ち方、かえるのうた、チューリップ、アメイジンググレイス等を交えながら鈴木教則本の1巻を進んで、ファーストポジションでバッハのメヌエットやゴセックのガボットが弾けるようになるまで。

ステージ2は初級編で、鈴木教則本の2巻、3巻を中心にいろいろな曲を弾いてゆき、ポジション練習も少しづつ始めて、ザイツの協奏曲や金婚式が弾けるようになるくらいまで。

ステージ3は中級編前半で、夏の3楽章、冬の2楽章、ビバルディのイ短調協奏曲やパッヘルベルのカノン、ブランデンブルク協奏曲第3番、ビバルディのト短調協奏曲、ラ・フォリア(鈴木版)、ヘンデルのソナタ第4番2楽章、無伴奏パルティータ3番のブーレとジーグ、ラ・クンパルシータ、等

つづく

無伴奏パルティータ3番ではなく、鈴木教則本3巻最後の方です。

3巻は弾きやすく楽しい曲が多いので、楽しく練習しながらレベルアップしてゆけて、とても良い教材です。進むにつれて徐々に曲が長くなってゆき、右手も左手も自然に力がついてゆきますので、しっかり練習しましょう。

ブーレは基本的には前半ト長調、後半ト短調ですが、ホ短調や変ロ長調の部分もあり、転調を意識して弾くと、より良く弾けると思います。

鈴木教則本の3巻はトナリゼイション、ト短調の音階とアルペジオ、ヴィブラートの練習からはじまって、マルティーニのガヴォット、バッハのメヌエット、バッハのガヴォット(ト短調)、ユーモレスク、ベッカーのガヴォット、バッハのガヴォット(ニ長調)、バッハのブーレ、第二ポジションの練習等が収録されています。

これらも全て非常に重要な練習曲なので、1巻、2巻、4巻ともども購入してじっくり練習することをおすすめします。ヴィブラートやポジション移動といった演奏技術は長期間かけて習得するものなので、stage2、stage3から練習をはじめて、本格的に演奏の中に取り入れるのはstage4からと考えるのが良いと思います。

そうゆう意味では、鈴木教則本では4巻前半のザイツの協奏曲までをstage3、ビバルディの協奏曲からstage4と解釈できると思います。

stage2、stage3では鈴木教則本収録曲以外では、ジュピター、主よ人の望みの喜びよ、ダニーボーイやアメイジンググレイスの二重奏、シュラディークの運指練習、ポジション移動もはいっていますが金婚式などがおすすめです。

先にstage1についていろいろ書きましたが、stage2、stage3についてはあまり書くことは無く、どんどんいろんな曲を練習してレベルアップしてゆくステージです。

stage1でイ長調からト長調まで練習しましたが、stage2、stage3ではイ短調、ハ長調、ニ短調、ヘ長調、ト短調、変ロ長調等も練習しましょう。

鈴木教則本2巻と3巻は非常に良い選曲になっており、基本的には鈴木教則本の2巻と3巻を前から順番に練習してゆくのがベストだと思います。

ポジション移動を使ってビバルディの協奏曲等を練習するのがstage4からと定義するなら、鈴木教則本4巻前半のザイツの協奏曲までがstage3と考えるのが自然かもしれません。

つづく

stage1、stage2を終えて基本的なバイオリンの奏法が身についたら、演奏をよりレベルアップしてゆくために、シュラディークの最初の16分音符2弦ゼロ→イチ→ニ→サン→ヨン→サン→ニ→イチからはじまる運指練習を弾いて、右手と左手を鍛えましょう。

スラー無し→4つスラー→8つスラー→16こスラー→32こスラーと1弓で弾く音符の数を増やし、演奏スピードも上げてゆきましょう。

丸2ページ16分音符が並んでいるので大変そうに見えますが、2弦ファーストポジションのみなので、難しくありません。ボリュームが多いと感じる場合は半ページ→1ページ→2ページと量を増やしてゆきましょう。

練習曲はシュラディークの他にセヴシック、カイザー、クロイツェル、ドント、ローデ等が有名ですが、stage1の後半からト長調の音階とアルペジオの練習をはじめて、stage3からシュラディークの最初のエチュード、stage4の前半にニ長調のポジション移動を含む音階とアルペジオ(ポジション移動はstage2の終わり頃から少しずつ練習します)、stage4の中盤からは音階練習+1〜7までのポジション移動の練習+右手と左手の総合練習としてビバルディのsummer presto、stage6からetude caprice4、stage7からetude caprice3、stage8からetude caprice2、caprice24と進むのがおすすめです。また、stage4からはバッハ無伴奏ソナタ・パルティータも、比較的に難易度の低い曲から順番に練習してゆきましょう。

バイオリンは弾けば弾くほど、練習すればするほど上達するものなので、stage4からは自分のstageに合った、良いお手本ビデオ等がある良い練習曲を見つけてどんどん練習しましょう。

シュラディークの最初のエチュードができて、サードポジションができて、ニ長調のポジション移動を含む音階とアルペジオができたら、youtube等に良いお手本がたくさんあるsummer presto、etude caprice、caprice24、バッハ無伴奏をどんどん練習するのがベストだと思います。

鈴木教則本を使っていると、1巻の後半と3巻の2曲目にこの曲が出てきます。

優雅で美しいメロディーの名曲ですので、しっかり練習してお得意のレパートリーにしましょう。

3巻のこの曲の後半(メヌエット2)は、ポジション移動もあり難しいので、しっかり練習しましょう。特に27小節は落ち着いて練習しましょう。

ト短調→変ロ長調→ト短調→ト長調→ホ短調→ト長調と転調して、また最初に戻る、とても綺麗なメロディーの曲です。

全体的に弾きやすく、楽しんで弾いているうちに上達できるので、とても良い曲だと思います。

20~22小節のあたりは、左手の16分音符と右手の移弦が少し難しいので、じっくり練習しましょう。転調を意識して弾き方を変えたり(力強く弾いたり、優しく弾いたり)、強弱をやや大げさに付けると、より楽しく練習できると思います。

ポジション移動は、ビブラートと同じく、今日習ったから今日からできるようになるというような、短時間で習得できる技術ではなく、かなり長い時間をかけてレベルアップしてゆく技術です。

鈴木教則本では、2巻の終わりに第3ポジションの練習をして、その後、3巻ではまだ部分的に出てくるだけで、本格的にポジション移動を使って演奏するのは4巻のビバルディの協奏曲からになります。

ポジション移動を習ってから本格的に演奏に取り入れるまでに、かなり間を置いており、このため比較的スムーズにポジション移動の技術を習得することができます。

新しいバイオリン教本では、3巻の前半に第二位置、第三位置の練習があり、その後は本格的にポジション移動を使って演奏する曲が続きます。

実際に両方の教材を使ってみないとわかりにくいことですが、新しいバイオリン教本でポジション移動の技術を習得するのは、かなり困難だと思います。副教材として、市販されている鈴木のポジションエチュードを利用する場合もあるかもしれませんが、それよりは、2巻から4巻にかけてじっくりポジション移動の技術を習得する鈴木教則本を使う方が良いと思います。

私の経験では、新しいバイオリン教本を使った場合、3巻のポジション移動の習得に無理があり、そのため鈴木教則本をやり直したり、summer prestoを教材としてポジション移動の技術をじっくり習得しなおしたりということがありました。

バイオリン講師をはじめて間もない頃は、よくわからないまま新しいバイオリン教本も使っていましたが、今はこのポジション移動の技術の習得の難しさや、リズムトレーニングが不十分になりがちであること等の理由で、新しいバイオリン教本よりも鈴木教則本の方を使うことをおすすめしています。

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